椎間板ヘルニアになると「痛い」と聞く。痛そうだなとは思っても実感はやはり不明。ある日寝違えたかな?と思う朝に始まる。筋が治らない・・・数か月が過ぎる。そこで病院を受診していればよかったものの、そのまま放置。東京での移動で新幹線で、さらに「寝違えたかな?」と思う。今度は日ごとに痛みはひどくなり、とうとう七転八倒の苦しみの日々。これが本当に「痛い」という感覚なのかと実感。何をしていても痛い。土日の休みが終わって月曜日に病院受診。とにかく痛い。その中でレントゲン。泣きそうになりながら、指示された形でレントゲン。そこのレントゲン技師のお姉さんは骨が折れていないことがわかったのか「何故そんなに痛いのでしょうね?」と涼しげな顔。何と言われも痛い。しかし仕方ない。まな板の鯉。その日は確定診断がつかず、痛みどめを宝物のように持ち帰る。しかし、薬を飲んでも湿布を貼っても痛い。場所が頸椎だからなのか、ベットの上ほどつらいものはない。眠い。しかし眠れない。そんな日々が続きやっと迎えた確定診断。そして治療はリハビリもしくは手術。もちろんリハビリを選ぶ。1日目 変化なし。かえって痛かった。この日はかなり落ち込んだ。これから一生この痛みと暮らすのかと。2日目 暗い気持ちでリハビリへ。絶望かのようにも思えていた。しかし、驚くべき好転。今まで数時間眠るのがやっとだったのに、その日リハビリが終了すると帰宅してそのまま眠りにつくことができた。時間を工面しながら、病院を必死に通う。左手のしびれがひどかったのが取れてきた。首が動かせなかったのが少し動かせるようになってきた。何よりも痛みが引き出した。本当に神に感謝をささげる瞬間。しかし、治療はまだまだ続く。これからは首と上手に付き合おう。
今回は深い学びをした。本当の苦しみはその場面でその人になって体験しないとわからないのだと。それから人間は無理をするにも限界があるのだと。 一段階段を上った気がした。さて、肩の体操をしよう。