「奇跡の脳」ジル・ボルト・テイラー著 の本にとても感銘を受けたと人から聞き,読んでみました。脳科学者が脳卒中を起こして再生までの話になるが回復が順調な理由には本人と介護者の母がきわめてしんぼう強かったことと、できなかったことにくよくよしないことがあげられていました。母は悪いことが起きると「もっと酷くなくてよかったね。」というのだそうです。
今年のゴールデンウイークに私は風邪で寝込んでしまいました。連日の休暇でお天気もよく、日常のストレス発散をかねて、ゆっくりと出かけてのんびりするつもりでいました。
著者の表現から行けば、”新型インフルエンザでなくてよかった。”とか、”寝てゆっくりできて良かった。”となるのでしょう。しかし、風邪をひかないまま、ゆっくりできたらどれほどよかったかと思ってしまう私は、脳卒中になったと自分で理解したとたんに「すばらしい」と思える著者を神にひとしく思えます。